岡山県高梁市 頼久寺へサツキの咲く季節の庭園を見に行こう!春の青梅波は素晴らしい

江戸時代前期の大名で建築家・作庭家の小堀遠州。
茶道や華道にも精通し様々な能力のあった人物。

その小堀遠州の原点ともいわれる頼久寺の枯山水庭園。

未来永劫へと続く幸せへの願いと
人々の平安な暮らしへの願いの意味をもつ
青海波(せいがいは)をサツキの大刈込で表現しています。

当時のまま保管されていることはたぐいまれなことで
昭和49年に国の名勝に指定されています。

冬のうっすらと雪が積もった庭園も素晴らしいですが
春のサツキも見逃さないでいただきたい

岡山県高梁市 頼久寺のサツキの見ごろは
5月末から6月上旬

頼久寺 基本情報

住所:岡山県高梁市頼久寺町18
Tel:0866-22-3516
公開時間:9:00~17:00
年中無休

頼久寺 公式HP




駐車場 情報

第1駐車場

お寺のすぐ横にあります。
普通車で約10台くらい駐車可能。

第2駐車場

もう数台停められるところがあるようです。

4月末のつつじの咲く時期も見に来られる方が
多いようです。

高梁市観光駐車場

どちらもいっぱいなら市営のこちらの駐車場に
停めるのが一番近いです。

歩いて紺屋川美観地区を抜けたところに
お寺があります。

約10分ほどです。

お寺の方に伺ったところ刈込み1面が
花に染まることはないのだとか。

あっちが咲きこっちが枯れ、
こっちが咲いてあっちが枯れるという感じだそう。

6月上旬に行きましたがもう終わりかけですよーと言われたので
2019年の見ごろは5月末だったのではないかと思われます。

その年の気候によって左右されるようです。
2019年は冬が妙に暖かかったのでサツキも早かったのでは?


岡山県高梁市 頼久寺の庭園は国の名勝

紺屋川美観地区を抜けて踏切をわたり左折すると
頼久寺の入り口がみえてきます。

一礼してお邪魔します!

拝観料

拝観入り口です。
こちらで拝観料を支払います。

大人300円・中高生200円・小学生以下無料です。

靴を脱いで上がります。

庭園へはお部屋を横切っていきます。

こちらのお部屋は客間でしょうか?
額縁庭園が鑑賞できます。

一番いいショットはお客様からという
意味合いなのでしょう。
風情ありますね。

庭園が見えてきました。
いろんな角度から庭園を楽しむことができます。


庭園の見どころ

枯山水庭園とは水を使わない庭園で
小石や砂などで山水を表現する庭園様式。

石組で鶴や亀に見立てた島やサツキの刈込で
青海波を表現しているところが頼久寺庭園の見どころです。

庭の中央にあるこの島は鶴島

ひときわ高い石は鶴の立ち姿を表しており、
その周りのなだらかな曲線の刈込を
鶴の羽に見立てています。

鶴島のその向こうにあるのが亀島
低い石が頭、奥の大きめの石が甲羅を表しています。

いろんな形の敷石がバランスよく使われています。

遠州さんのセンスが今の時代にも古さを感じさせない
ものであることが驚きです。

ぐるっと廊下を歩いて行くと石灯篭が見えてきます。

引き返してお部屋を横切って裏手に回ると

裏は気が抜けてるって感じで少しうっそうとしています。

人知れずひっそりと蓮の花が。
庭園が脚光を浴びてるので
私も見てよっ!!と精一杯咲いたのでしょうか?

靴を履いておいとますると目の前に鐘が。
さすがにゴーンと言わせる勇気がありませんでした。

庭園を拝観されているかたがびっくりしそうで(;^ω^)
入れ違いに団体さんが拝観されに入って行きました。


岡山県高梁市 頼久寺のサツキを見に行こう!まとめ

4月末にはツツジが、5月末から6月上旬にサツキが
それぞれ見頃を迎えます。

その年の気候によって花の咲き具合いが違うので
サイトで確認してお出かけすることをおすすめします。

小堀遠州作の庭園は全国各地にあります。
高梁高校敷地内にも遠州作の庭園が縮小されてはいますが
残っているのだそうです。

庭園好きな方はたずねてみてはいかがでしょうか?
参照:庭園ガイドHP

備中の小京都と言われている高梁には
まだまだ魅力がありそうですね。

8月のお盆には3日間にわたって行われる
備中松山踊りが有名です。
地元の方々も大いに楽しみにしているお祭りです。

レポートをお楽しみに!

最後までお読みいただき
ありがとうございました。
★こまねずみトラベル★