香川県琴平で現代の名工の菓子木型を使って名産品「和三盆」の干菓子作り体験!

香川県といえばうどん県と言われるだけに
うどんしかイメージになかったのですが
四国の特産品に和三盆がありしかも干菓子作りを
体験できると聞き二つ返事で行くことに。

和三盆は高級菓子のイメージで茶をたしなむわけでもないので
縁がなかったのですがいただきもので食べたことはありました。

ただの砂糖だと思って口にしたら!
甘すぎず何とも上品でびっくりしました。

それを作ることができるなんて。
はりきって出かけてきました。

香川県琴平で和三盆干菓子作り体験。
和三盆とはなんぞや?

和三盆は四国東部のみで伝統生産されている砂糖

粉砂糖に似た粒子の細かさで甘さがひつこくなく
後味が良いことから高級和菓子の材料として
使われているのだそうです。

和三盆の名前は「盆の上で砂糖を3度「研ぐ」」という
日本で工夫された独自の製糖工程から来たもの。

200年の歴史がある和三盆、今も昔と変わらない
製法で作られています。

その和三盆を成型し固めたものが干菓子として
お土産や贈答品として人気です。

少し水分を含ませた和三盆をそのままを
木型で成型するのが今回の体験です。

和三盆干菓子作りに一番重要なのは菓子木型

干菓子作りに欠かせないこの菓子木型。

いまではこの木型を作る職人さんが数えるほどしかおらず
四国で現役で木型を作り続けているのはただ一人
市原吉博さんだけです。

精巧に作られていてどの模様にしようかと迷うのも楽しい。
稲穂・バラ・小鳥・なす・たけのこ・桜・梅。
その季節にちなんだ模様の干菓子が
お茶会などに使われるのでしょうね。

市原さんの工房には有名なキャラクターものがあったりもするらしく
時間がある方は工房を訪ねてみるのも面白そうです。

市原吉博さんの工房のHP⇒


香川県琴平で和三盆干菓子作り体験をしているお店、
にしきやにお邪魔しました。

にしきや

基本情報

住所:香川県仲多度郡琴平町696
Tel:0877-75-3264
営業時間:8:00~日没(早朝予約可)
休業日:年中無休

(株)にしきや HP⇒

体験の前に腹ごしらえ

エレベーターで2Fへ。
うどんすき御前をいただきました。

お年寄りの団体に同行させてもらったので団体食。
お肉柔らかくておいしかったです♪
エレベーターで3F体験会場へ。


和三盆、干菓子作り体験はじまり~

エプロンと敷板ともんじゃ用ヘラが用意されていました。

四国には1人しかいない木型職人の市原さんの説明を受けました。
この木型がないと干菓子作りができませんよね。

手袋を配布してもらい装着して木型に和三盆を
ぎゅっぎゅっとつめていきます。

色付けた和三盆をいくつかのボウルに入れて
各テーブルに出してもらえます。

1つの木型で3つの干菓子ができるので
4種類12個をそれぞれ製作します。

2個だけ出来立てをお抹茶と試食させていただき
後の10個は箱に入れてお持ち帰りです。

ふたを外したら本体と分離します。

やさしくヘラで木型をコンコンコンとたたくと
ぽろっコロンと和三盆が落ちてきます。

そーっとへらで干菓子を表にひっくり返します。
かわいい干菓子の出来上がり♪

作り方は簡単なので小さなお子さんにも
お年寄りにもチャレンジできます。

あまりのかわいらしさに自画自賛。
色もかわいいですよねー。

出来立てはやわらかいので水平に箱を持たないと
崩れてしまうので気が気じゃない。

時間が立つごとに硬くなっていくのだそう。
やわらかい和三盆の干菓子を食べられるのは
体験ならではなのだそうです。


香川県琴平の和三盆干菓子作り体験のあとは・・
ご当地スイーツいっときましょう!

ご当地ソフト、和三盆ソフト

体験終わって1Fに降りたらお土産物にまぎれて
こいつがバーーンとお出迎え。

ご当地ソフト、行っとかなきゃでしょう!

和三盆はもともとは薄黄色い感じの色味だそうで
このソフト、少し黄色がかってます。

お味はいかに⁉

さっぱり系!
和三盆だけに甘さが後を引かないです。
口に入れたら少しサクサクっとする。
ねっとりとかふわーっとかいうのとは違う食感。

おいしい♪
体験も楽しかったしご当地ソフトもおいしかったし
充実した時間を過ごすことができました。


香川琴平で和三盆の干菓子作り体験 まとめ

未知の世界を体験出来て本当に楽しい時間でした。

菓子木型職人という伝統を受け継ぐ職業があることを
初めて知って四国には1人しかいないということにも驚きました。

いつか工房を訪ねてみたいものです。

四国東部でしか作られない伝統ある和三盆の干菓子。
それを絶やさないように守り続ける人々の熱意を感じました。

ただの茶菓子だと思っていたので体験を通して
その土地の伝統を知ることができるこうした催しは
地域おこしにもつながるよい機会だと感じました。

香川にはうどんのイメージしかないのは残念だなぁ。
もっと広くいろんな方が知る機会があればよいのにと
素人ながら思いました。

これからも果敢にいろんなところに出かけて
その土地の知られざる伝統を体験したいと考えています!!

最後までお読みいただき
ありがとうございました。
★こまねずみトラベル★